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食物アレルギー

食物アレルギー検査は、食品中に卵、乳などアレルゲン表示が必要な特定原材料が含まれていないか、また、任意表示である特定原材料等に準ずるもの(推奨品目)が含まれていないか、原材料由来のタンパク質や遺伝子を調べて含有を確認する検査です。最近は、製品の検査だけではなく、コンタミネーション防止のため、生産ライン洗浄後のリンス水の検査、生産設備の拭取り検査についてのお問い合わせ、ご依頼が増えています。日常の管理と併せて、定期的な検査による、科学的な検証の実施をお勧めいたします。検査内容について、ご不明な点がございましたら、お問い合わせください。お客様に最適な検査をご提案させていただきます。
弊社では、全ての試験に対応しておりますので、スクリーニング検査(ELISA法)から確認検査(PCR法、ウエスタンブロット法)の追加試験も迅速な対応が可能です。
 

≪アレルギー表示関連サイト≫
アレルギー表示に関する情報(消費者庁) リンク先
http://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/food_sanitation/allergy/

検査項目

〈 特定原材料 〉(表示義務)
重篤度・症例数の多い8品目について、省令で表示が義務化されています。
卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに、くるみ
〈 特定原材料に準ずるもの 〉(表示を推奨)
過去に一定の頻度で重篤な健康被害が見られた20品目について、通知で表示が奨励されています。(任意表示)
あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、さけ、さば、大豆、鶏肉、豚肉、もも、やまいも、りんご、ゼラチン、バナナ、ごま、カシューナッツ、アーモンド、マカダミアナッツ

※赤字で記載したものは、検査が可能な品目です。

検出対象 ELISA法 ウェスタンブロット法 PCR法
A -
B -
C 小麦 -
D そば -
E 落花生 -
F 甲殻類(えび・かに) - -
えび - -
かに - -
G くるみ -
(PCR-核酸クロマト法)
H カシューナッツ -
I アーモンド -
J マカダミアナッツ -
K 大豆 -
L ごま -
M あわび - -
N いか - -
O さけ - -
P さば - -
Q 牛肉 - -
R 豚肉 - -
S 鶏肉 - -
T やまいも - -
U もも - -
V バナナ - -
W りんご - -
X キウイフルーツ - -

◎…消費者庁通知法に準じた試験方法。 ○…通知法記載の試験法ではありません。

通知法:消食表第139号「食品表示基準について(別添)アレルゲンを含む食品の検査方法」(平成27年3月30日)

検査料金及び納期

検査項目によって異なりますので、お問合わせください。
お問合せはこちらから

特定原材料8品目

検出対象  検査区分 料金(税別)
卵、乳
小麦、そば、落花生
甲殻類(えび・かに)、くるみ
定量検査法(ELISA法) 1キット使用 18,000円
2キット使用 30,000円
卵、乳 定性検査法(ウェスタンブロット法) 65,000円
小麦、そば、落花生 定性検査法(PCR法) 33,000円
1品目追加 + 13,000円
えび、かに 定性検査法(PCR法) 33,000円
1品目追加 + 13,000円
(推奨項目、その他の項目の追加も可能)
(えびの追加検査)制限酵素処理による確認 13,000円
(えびの追加検査)「あきあみ」の検出(※1) 23,000円
(かにの追加検査)「しゃこ」の検出(※1) 23,000円
くるみ 定性検査法(PCR法-核酸クロマト法) 33,000円

※料金は全て税別表記です
※定量検査法と定性検査法は、通知法に準じた試験法です。
※「あきあみ」「しゃこ」の検出は、通知法記載の試験法ではありません。
(※1)えび検出用プライマーは「あきあみ」を検出せず(偽陰性)、かに検出用プライマーは「しゃこ」を検出(偽陽性)します。
「あきあみ」「しゃこ」を検出するプライマーを使い、PCR法で確認します。

推奨項目およびその他検査可能品目

検出対象 検査区分 料金(税別)
アーモンド、カシューナッツ、マカダミアナッツ ELISA法 1キット使用 各40,000円
PCR法 各42,000円
ごま ELISA法 1キット使用 40,000円
大豆 1キット使用 21,000円
大豆 PCR検査 33,000円
1品目追加毎 +13,000円
ごま
あわび
いか
さけ
さば
牛肉
豚肉
鶏肉
やまいも
もも
バナナ
りんご
キウイフルーツ

※料金は全て税別表記です
※ゴマのELISA検査キットはナッツ類同様に海外製になります。

〈 ELISA法 〉
抗原抗体反応を利用し、食品中に含まれるタンパク質を検出します。特異性(どれだけ正確に区別できるか)と定量性(どれくらい含まれるか)のある検査法です。食品の加工度合、使用原材料によっては、偽陰性、偽陽性となる場合がありますので注意が必要です。
〈 PCR法 〉
検出対象に特異的なDNA領域をPCRで増幅し検出する方法です。極めて微量なDNAでも検出することが可能で、特異性も高い検査法です。加工食品では、DNAの低分子化、PCR阻害物質の存在やDNAの抽出が困難(残存しない)な場合があり、検査が不可能な場合があります。
〈 PCR法-核酸クロマト法 〉
PCR法と同様の特徴があり、検出方法はPCR産物をストリップに展開し、標的DNAの有無をストリップ上の着色ラインにより目視で確認する検査法です。
〈 ウェスタンブロット法 〉
食品中に含まれるタンパク質を、電気泳動により分子量で分離し、ELISA法と同様に、抗原抗体反応を利用してタンパク質を検出します。分子量により区別するため、ELISA法よりも特異性が高く偽陽性が現れにくい検査法です。既知濃度の標準タンパク質を並行して使うので、標準タンパク質のバンドと比較して、おおよその濃度が判ります。

検査料金及び納期

検査項目によって異なりますので、お問合わせください。
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検査のご依頼

「ご依頼に際しての注意事項」をご確認の上、検査依頼書にご記入いただき、
事前にFAXをお送りください。
ご依頼方法はこちらこの検査の依頼書をダウンロード